
不定期で、佐賀大学医学部整形外科から”股関節だより”という発刊物が送られてくるんですが、その中で気になった記事をいくつかご紹介したいと思います。
佐賀大学医学部整形外科 准教授 園畑 素樹先生からの「その薬、効いていますか?」という投稿記事からですが、変形性関節症に対する病気そのものを治療する薬、「疾患修飾型薬剤」というものは、研究はされているが残念ながら存在しないそうです。今の医学では痛み止めに頼っているのが現状だそうです、要するに痛みを一時的に緩和させて日常生活ができるだけ送れるように服用する対症療法です。根本的に治せる薬が早く開発されるといいですね。
そこで痛み止めを服用する上での注意点をいくつか述べられておられるのをご紹介したいと思います。
患者によって合う薬と合わない薬、要するに「痛みに効く副作用が少ないといった薬」と、「痛みに効かない副作用が出る」といった具合で、誰にでもよく効く魔法のような薬はないということだそうです。ですから患者それぞれに合う痛み止めを処方してもらうことが大切なんだそうです。
①どういった痛みに効くのか
②どういった副作用があるのか
③どれくらいの期間のむものなのか
④効かなかった時の次の手段は何があるのか
薬の種類が6種類以上超えると薬の副作用が急に増えると報告されているそうです。
それぞれの患者にあった薬を上手に使うことが大切だと述べられています。