佐賀大学医学部整形外科教授の馬渡先生からの投稿をご紹介します。 最近テレビなどでスーパードクターと称した医師がその手術を見せるといった番組がよくあります。今でもテレビの影響は大きいようで、放送されるや否や全国から患者さんが押し寄せるそうです。本当にその医師が「神の手」を持つのかどうか定かでもなく、都合の良いところだけ編集して、はたして真摯に医療に取り組まれているのかは不明です。学会などにも全く参加することなく、医療界から外れたような人もいるようです。その番組もそのスーパードクター自らがお金を出し制作していることもあるようですので、やはり気を付けてもらいたいと思います。整形外科の医療は長時間にわたってきちんと結果を見続けなければなりません。患者さんにも1~2年に1度は外来に来てくださるように勧めています。そしてその結果は学会や学術誌に報告し、反省も踏まえながら、さらに最良の医療が提供できるよう改善し続けなければなりません。整形外科医療はがん治療と異なり、5年良ければもう大丈夫というわけにはいかず、一生のスパンで考えないといけません。短期に良ければいいというわけにはいかないのです。そして再手術が必要なこともあり、そこまでしっかり面倒を見てもらえる医療機関で受けるべきです。マスコミの情報だけを信用するのではなく、かかりつけの先生が紹介するようなしっかりした病院で治療を受けてもらうようにお願いします。 と、投稿されていらっしゃいますので参考になされてください。
私もそう思います。いしばし鍼灸治療院
